「オーダー日記」では毎回当サロンでオーダー頂いたスーツ・ジャケパン・コートなどの『生地選び』と『お仕立て上がり』を2回に分けてレポート致します。
本日は、会社経営されている40代の男性のご来店です。この方は、2011年から当サロンでお仕立ていただいており約6年のお付き合いになります。
それ以前もスーツはオーダーされておられましたが、私どもが拝見したところ、残念ながら持ち前の長身のスタイルが生かせていないデザインとなっておりました。
当サロンで初めてお仕立ていただいた後、お仕事関係の方から、「社長がお洒落になった!」と私どもの耳にも噂が届き、社長ご自身も大変喜ばれていました。普段からスーツを着慣れている方は、意外とその長年の習慣で大切な流行を取り入れる機会を逸しておられるのかもしれません。
生地を選ばれる際は、”良い生地であること”は勿論のこと、社長業といえども夏の暑い外の現場などにも足を運ばれる為、コストパフォーマンスということもとても大切に考えられています。
そこで本日選ばれたのは、落ち着いた雰囲気のシックな黒でありながら、柔らかな風合いを醸し出してくれる写真の生地です。
裏地には黒に赤のドット柄のもの、そして裏側が赤色の NUT 釦を選ばれました。黒と赤のコントラストで、遊び心を感じさせる粋な演出となりそうですね。
当初は、私たちの”色で遊ぶ”少し大胆なご提案に少々驚いておられましたが、今では自らお好みの裏地や釦をチョイスされ、オーダースーツを楽しんでおられます。
どんなお仕立て上がりになるのでしょう?次回『お仕立て上がり編』では、様々な遊び心をご紹介致します。
次回オーダー日記 vol.5 遊び心満載のブラックスーツ『お仕立て上がり編』は6月29日掲載予定です。