「コンシェルジュの小部屋」ではオーダースーツの奥深さや、私自らが日頃経験した出来事などをコンシェルジュの目線でお伝えしていこうと思っております。片手間にお読み頂き、少しでも「オーダースーツ」に興味をお持ち頂ければ幸いです。
はじめまして。「イルグランディット」の専任コンシェルジュの白石です。
当サロンでは、お客様のスーツスタイルに合わせて数多くのブランドの生地をご提案させて頂いておりますが、今回はストライプの巾についてご説明させて頂きます。
ストライプはスーツの定番の柄であり、視線を上下に流しやすくして体型をスリムに見せる効果がありますが、色味やストライプの線自体の太さや巾で様々な表情を見せてくれる大変奥が深い柄でもあります。
基本的にはストライプの巾が広い生地は横幅があるように見え、狭い生地はシャープなスッキリとした印象が生まれるのですが、着る人の体型によって相手の見え方が変わってきます。
例えば小柄な人と大柄の人が同じストライプの巾のスーツを着て、柄の見え方を比べると小柄の人の方がストライプの巾が広く見える現象が起こります。
これは、視線を上下に流してくれるストライプの本数とジャケットとパンツのサイズにより、ストライプの長さの違いによる視覚効果が生まれる為です。ストライプの本数や巾は着る人の体型によって、見え方が変わってきます。
ストライプの数が多く長いほど、スッキリとシャープなイメージが生まれやすいですが、長身で体型も細い方がこのようなスーツを着用すると、実際の体型より細く見え”華奢な印象”を与えてしまうといった逆効果が生まれる場合もありますので要注意です。
ストライプ柄のスーツをお考えのお客様は、体型に合わせた柄選びなどもお気軽にご相談下さいませ。
当店コンシェルジュはお客様一人一人のニーズに合わせた生地選び・スタイルのご提案を心掛けております。
皆様のご予約・ご来店を心よりお待ちしております。