オーダースーツやカジュアルファッションをより楽しむために、IL GRANDITイルグランディット編集長がお洒落のエッセンスやアイテムをご紹介します。
こだわりと職業柄、基本ジャケットスタイルをモットーにしていますが、私も5~6本ほど持っているジャケットに合うジーンズと言えば「Jachob Cohen(ヤコブコーエン)」。
1985年イタリアのパドヴァにて、イタリアのいくつかのブランドを成功に導いたといわれている起業家のTato Bardelle (タト バルデッレ) が創業したブランド。
このジーンズは工場の生産段階で「パチョリ」というハーブのフレグランスを浸み込ませることで香りだでけでそれとわかるようにブランドイメージを構築しています。
リーバイス501にインスパイアされた仕様にのっとりながらも、イタリア独自の立体裁断、テーラード技術をあしらって、他のジーンズにはない美しいシルエットを作り出している「テーラードジーンズ」。
洋服作りの基礎と言っても過言ではない「くせとり」と言う工程。型紙だけでは構築出来ない複雑な人間の体形に沿った美しいラインを作り出す為のアイロンワークはまさにテーラーの技術です。
この技術は既製品で使われる事は珍しく、IL GRANDITでもデニムスラックスには取り入れています。
パッチには「ハラコ」と呼ばれる高級革を使用し、さり気ないチーフもおしゃれですね。
ジュエリーのようなリベット釦もさまざまな種類があり、ファスナーの内側には必ず「Go to bed with a dream Wake up with a purpose」(夢と共に眠りにつき、目的と共に目覚めよ)と言う刺繍によるメッセージが施されており、エレガントな遊び心を感じ取させます。
いかにもイタリアンテイスト満載ですが、このセンスはどんどん取り入れていきたいと思っています!